報道関係各位
2025年4月21日
ファイザー株式会社
ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:五十嵐啓朗。以下、ファイザー)は、石川県産婦人科医会(石川県金沢市、会長:村上弘一)からの要請に応じ、昨年1月に発生した石川県能登半島地震および9月の石川県下の集中豪雨において、特に大きな被害を受けた地域(七尾市、輪島市、珠洲市、羽咋市、かほく市、津幡町、内灘町、志賀町、宝達志水町、中能登町、穴水町、能登町)にお住まいの妊婦、同地域に配偶者もしくはパートナーがいる石川県に在住の妊婦、同地域で里帰り出産をする妊婦を対象に、ファイザーが製造販売するRSウイルスワクチン「アブリスボ®筋注用。以下、アブリスボ」を200回分寄附いたします。
同地域では多くの方々が両災害により厳しい生活を強いられ、さまざまな困難に直面していますが、復興に向けた取り組みが進められています1。そのような中、石川県産婦人科医会から、両災害で同地域の妊婦が精神的、経済的に大きな負担が強いられているという実状が共有され、同地域で新しい命を守る活動の支援として、RSウイルスワクチンの寄附をファイザーに要請いただきました。
大規模災害発生後は被災地の衛生状態の悪化や環境要因が変化することにより各種の感染症の流行が起きるリスクが高まると報告されており、RSウイルス感染症もそのひとつとされています2。
これらのことを踏まえ、ファイザーは要請について社内で検討し、同地域で妊産婦、新生児および乳児の健康を守る活動を支援することは人道的見地から極めて重要なことであり、公衆衛生向上に寄与するものと判断し、社会貢献活動のひとつとして、今回の寄附を決定いたしました。
石川県産婦人科医会は、取り組みに賛同する医療機関の取りまとめ、接種希望の妊婦からの問い合わせへの対応とともに、ファイザーから寄附されたワクチンの接種を実施する医療機関との連携を図ります。
今回の取り組みについて、石川県産婦人科医会会長の村上弘一先生は次のように述べています。
「RSウイルスワクチンを妊婦に接種することで、新生児および乳児のRSウイルス感染症の発症と重症化が大きく低下することが知られています。今回の取り組みは、震災と水害という二重の被害を受けられた能登地区の妊婦と新しく生まれてくる赤ちゃんを守るものとして意義深く、ファイザーの貢献に感謝いたします」
ファイザー株式会社 代表取締役社長の五十嵐啓朗は次のように述べています。
「能登半島地震および集中豪雨で被害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。また、復興に向け、さまざまな取り組みを進めておられる全ての関係者のご尽力に敬意を表します。当社は今回の活動により、被災地で生まれる新たな命を守ることに微力ながら貢献できればと思います」
ファイザーは、同地域の妊婦の方々の負担軽減と、生まれる新生児および乳児の公衆衛生向上に貢献し、新しい命を守る活動を支援し、被災地の一日も早い復興をお祈りしております。
ファイザーについて:患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす
ファイザーはサイエンスとグローバルなリソースを活用し、人々が健康で長生きし、生活を大きく改善するための治療法をお届けしています。私たちは、革新的な医薬品やワクチンを含むヘルスケア製品の探索・開発・製造における品質・安全性・価値の基準を確立するよう努めています。ファイザーの社員は、生命や生活を脅かす疾患に対するより良い予防法や治療法を提供することで、日々、世界中の人々の健康に貢献しています。世界有数の革新的医薬品企業の責務として、信頼できる医療に誰もが容易にアクセスできるように、世界中の医療従事者、政府、地域社会と協力しています。人々の期待に応えるため、私たちは175年以上にわたり前進し続けてきました。詳細はホームページ、公式SNSをご覧ください。
(米ファイザー本社)www.pfizer.com
(日本法人)www.pfizer.co.jp、Instagram 、X
<出典>
1. 能登半島地震・豪雨における1年間の取組と今後の対応方針について https://www.bousai.go.jp/updates/r60101notojishin/pdf/r60101notojishin_1nenkan.pdf
2. 大規模災害において想定される保健医療福祉の課題 -感染症の観点から- 保健医療科学 2013 Vol.62 No.4
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