ファイザーの女性活躍推進の取り組み

ファイザーは次世代を担う人財を継続的に輩出していくため、グローバルではPfizer Women’s Resource Group（PWR）を、日本では2009年からJapan Women’s Councilの活動をはじめ、2021年にはJapan Pfizer Women’s Resource Group（JPWR）に名称を変更して推進しています。3月8日の国際女性デーに合わせ、名古屋工場で勤務するA.H.とM.S.に、女性のキャリア形成について話を聞きました。

A.H.はファイザー製造供給部門Pfizer Global Supply（PGS）の人事「People Experience（ピープル・エクリペリエンス）」のビジネスパートナーとして、社員が最大限の力を発揮する機会・環境作りや、能力をさらに高めることに注力しています。「社員は自分でも気づいていない『可能性』を持っています。タテ、ヨコ、斜め方向の多くのキャリアを積み重ねる『ジグザグキャリア』でその可能性を切り拓き、社員の成長を後押しすることでビジネスの成長を支援しています」と話してくれました。M.S.の記事はこちらから。
 

女性リーダーを育成し、成長への挑戦を後押しする

PGSの仕事は、患者さんの健康に関わる医薬品を製造してお届けすることで社会に貢献できるというやりがいがあります。チームで取り組み、困難なことをみんなで乗り越えることもやりがいの1つです。ファイザー品質の医薬品製造供給にはチームワークが不可欠なので、チーム内のコミュニケーションを活発にするため、「Speak Up」をスローガンに、どんな立場の社員も声を上げやすい職場環境の醸成を進めています。

工場は男性社員が多いイメージがあるかもしれませんが、名古屋工場での男女比は半々まではいきませんが女性も比較的多い職場です。一方、管理職においては未だ女性管理職の数は少なく、男性が管理職の多くを占めている現状があります。多様な視点を取り入れ、ビジネスにとってベストな意思決定ができる体制作りには、女性管理職はじめ管理職層に多様性を持たせる必要があります。

ただ単に女性管理職の数を増やせばよいのではなく、ビジネスに新たな価値を創造し、どのような貢献ができるかが重要だと思っています。社員が最大限の力を発揮する機会を作り出すことや社員の能力をさらに高めることに注力するというPeople Experienceの観点からも、将来を担う若手も含めた女性社員に「自分を知る」、「広く工場を知る」、「仲間を知る」ためのネットワーキングの機会を提供したいと考え、研修を企画、実施しました。
 

「自分はどうありたいか」を見つめて成長

人が成長するには、自分の内面を見つめ直し、周囲の意見を吸収するとともに自分なりに消化して、アクションを起こすことが必要だと思っています。仕事と家庭の両立で忙しい中、つい後回しになりがちな「自分はどうありたいのか」「どうなっていきたいのか」という問いかけを、研修の場で行うのです。たとえば、「7つの習慣^®」をアレンジして、自分自身を内省したり、参加メンバーとの対話から気づきを得たりするようにします。

管理職自身にも当てはまるのですが、日常業務に手いっぱいだと、先ほどのような「自分はどうありたいのか・なっていきたいのか」といった問いかけをする機会が持てない、あるいは持たなくて済む状況になりがちです。医薬品の安定供給を最優先に日々の業務に取り組みながら、社員が自分を見つめる時間をとることは大切です。

研修後のアンケートでは、「前より意見を言うなど職場で遠慮しなくなった。そうしたら、自分の意見で変えることができるんだと思って一層仕事を楽しいと感じるようになった」という感想があり、早くも成長を見た思いです。

成長可能性にオープンな姿勢なら、道が拓ける

社員には、自分自身でも気づいていない「成長可能性」があります。それを念頭にファイザーでは、「ジグザグ」なキャリア形成を推進しています。上位の役職に就く「垂直」方向だけではなく、「横」の役割や、異なる部門で「斜め上」「斜め下」の役割を積み重ね、経験の幅を広げるキャリア形成のスタイルです。PGS含めファイザーには様々なポジションがあり、自分の成長可能性にオープンな姿勢でいれば、道が拓けるでしょう。自分のキャリアを自分でデザインし実現することが、ファイザーの成長にもつながると信じています。
 

関連リンク

■ 自分に限界を設定せず、やりたいことをやってみる｜ファイザーの女性活躍推進の取り組み
https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/external-communication/2023-03-06-02

■ ファイザー名古屋工場、日本の品質や技術を世界へ
https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/external-communication/2022-12-09