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ファイザー社のBESPONSA®(一般名:イノツズマブ オゾガマイシン)、
米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得
~「再発又は難治性の前駆B細胞性急性リンパ性白血病」の成人患者さんに対する薬剤として
FDAに承認された初めてかつ唯一の、CD22を標的とする抗体薬物複合体~

報道関係各位

2017年9月1日
ファイザー株式会社

英文タイトル:
  • Pfizer Receives U.S. FDA Approval for BESPONSA® (inotuzumab ozogamicin)
    -BESPONSA is the first and only CD22-directed antibody-drug conjugate
    indicated for the treatment of adults
    with relapsed or refractory B-cell precursor acute lymphoblastic leukemia

■以下の参考資料について
この資料は、米国ファイザー社が2017年8月17日(米国現地時間)に発表したプレスリリースの一部を日本語に翻訳再編集し、皆さまのご参考に供するものです。正式言語は英語であり、その内容及び解釈については英語が優先します。
http://www.pfizer.com をご参照ください。

■イノツズマブ オゾガマイシンの日本における開発状況について
日本においては、2017年4月27日に、「再発又は難治性の前駆B細胞性急性リンパ性白血病」の効能・効果で、国内における製造販売承認を申請いたしました。2017年3月に希少疾病用医薬品に指定されています。第Ⅲ相INO-VATE ALL試験には日本も参加しております。

ファイザー社は本日、BESPONSA®(一般名:イノツズマブ オゾガマイシン)が「再発又は難治性の前駆B細胞性急性リンパ性白血病(以下、「急性リンパ性白血病」をALLと略記)」の成人患者さんに対する治療薬として、米国食品医薬品局(FDA)より承認を受けたことを発表しました1。BESPONSAはFDAのブレークスルー・セラピー(画期的治療薬)指定および優先審査プログラムの下で審査・承認されました。

ファイザー社オンコロジー部門のグローバル・プレジデントLiz Barrettは次のように述べています。「再発または難治性の前駆B細胞性ALLは、未治療のままでは数カ月のうちに致死的となりうる希少疾病です。今回のFDAによるBESPONSAの承認は、この疾患と闘う成人患者さんにとって重要な前進といえます。BESPONSAは、前駆B細胞性ALLの新たな治療選択肢に対する医療上の必要性に応え、より多くの患者さんが、長期寛解を期待できる幹細胞移植への移行の可能性を高めると思います。私たちは、造血器腫瘍患者さんのための取り組みを継続してきたことを誇りに思います。今後も、ALLやその他の血液がんの新たな治療薬開発のために尽力してまいります」

今回の承認は、再発または難治性の前駆B細胞性ALL成人患者さん326例を対象とした第Ⅲ相INO-VATE ALL試験の結果に基づきます1。本試験は、BESPONSAの安全性と有効性を、治験責任医師が選択した標準化学療法と比較したランダム化非盲検国際多施設共同試験です。

テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンター教授でINO-VATE ALL試験の治験代表医師を務めたHagop M. Kantarjian(M.D.)は次のように述べています。「INO-VATE ALL試験の結果、BESPONSAは血液学的寛解率、微小残存病変(MRD)陰性率、幹細胞移植施行率を含む複数の有効性指標を改善しました。この重要な新治療薬が患者さんにもたらす効果を期待しています」

<有効性>

血球数の回復の有無を問わない血液学的完全寛解率(CR/CRi)は、BESPONSA投与群で81% [95% CI: 72%~88%]、標準化学療法群で29% [95% CI: 21%~39%]でした。CR/CRiを達成した患者さんのMRD陰性率は、BESPONSA投与群(78% [95% CI: 68%~87%])の方が、標準化学療法群(28% [95% CI: 14%~47%])より高い値となりました。造血幹細胞移植(HSCT)を施行した患者さんの割合は、BESPONSA投与群で48%、標準化学療法群で22%でした。
全生存期間(OS)の中央値は、BESPONSA投与群で7.7 カ月 [95% CI: 6.0, 9.2]、標準化学療法群で6.2 カ月 [95% CI: 4.7, 8.3] でした。本OSの結果は、予め設定した統計学的有意性の基準(HR: 0.75 [97.5% CI: 0.57-0.99])を満たしませんでした1

<安全性>

BESPONSA の米国添付文書には、静脈閉塞性肝疾患(VOD)または類洞閉塞症候群(SOS)を含む肝毒性、およびHSCT施行後の非再発死亡率上昇に関する警告が記載されています。致死的および生命を脅かすものを含め、BESPONSAによる治療を受けた患者さんの14%にVODが発現しました。HSCT施行後の非再発死亡率も、BESPONSA による治療を受けた患者さん(39%)の方が標準化学療法を受けた患者さん(23%)よりも高い値となりました1。BESPONSAに関連して最も多く(20%以上)認められた有害事象は、血小板減少症、好中球減少症、感染症、貧血、白血球減少症、疲労、出血、発熱、悪心、頭痛、発熱性好中球減少症、トランスアミナーゼ増加、腹痛、γグルタミルトランスフェラーゼ増加、高ビリルビン血症でした1

【米国におけるBESPONSA®(一般名:イノツズマブ オゾガマイシン)の重要な安全性情報】
警告:静脈閉塞性肝疾患(VOD)(または類洞閉塞症候群)を含む肝毒性、および造血幹細胞移植(HSCT)施行後の非再発死亡(NRM)リスクの上昇:
BESPONSA投与群で、致死的および生命を脅かすVODを含む肝毒性が発現した。また、BESPONSAによる治療後にHSCTを受けた患者ではVODのリスクが高かった。特定されたリスク因子を検討し、VODの徴候や症状を注意深く観察する必要がある。
BESPONSA投与群ではHSCT施行後の非再発死亡率が高く、HSCT施行から100日以内の死亡率も高かった。

VODを含む肝毒性:
BESPONSA投与群で、致死的および生命を脅かすVODを含む肝毒性が発現した。また、BESPONSAによる治療後にHSCTを施行した患者ではVODのリスクが高かった。アルキル化剤2剤を含むHSCTの前処置、およびHSCT 施行直前の総ビリルビン値が基準値上限(ULN)以上であることがVODのリスク増加と有意に関連していた。VODに関するその他のリスク因子は、肝疾患またはその既往歴、HSCT施行歴、加齢、後期のサルベージ療法、BESPONSA治療サイクル数の増加であった。グレード3/4のアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)増加、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)増加、総ビリルビン増加も発現した。
VODの徴候や症状を注意深く観察すること。徴候や症状としては総ビリルビン値上昇、肝腫大(痛みを伴う場合あり)、急激な体重増加、腹水などが挙げられる。肝機能値が上昇した場合、BESPONSAの投与を中断、減量または中止する必要がある。VODが発現した場合、治療を中止する。重度のVODが発現した場合は、標準療法に従って治療する。

HSCT施行後の非再発死亡リスクの上昇:BESPONSA投与群ではHSCT施行後の非再発死亡率が高く、HSCT施行から100日以内の死亡率も高かった。BESPONSA投与群でHSCT施行後の非再発死亡の原因として最も多く認められたのはVODおよび感染症であった。感染症およびVODの徴候や症状を含め、HSCT施行後の毒性を注意深く観察すること。

骨髄抑制:BESPONSA群で、骨髄抑制、および出血や感染症を含む重症の、生命を脅かす、致死的な骨髄抑制の合併症が発現した。血小板減少症、好中球減少症および発熱性好中球減少症も報告された。
本薬による治療中はBESPONSAの投与毎に事前の全血球数を測定し、感染症、出血または骨髄抑制によるその他の影響の徴候や症状の有無を観察し、適切な管理を実施すること。また必要に応じて、BESPONSAによる治療中および治療終了後に抗感染症薬の予防投与を行うこと。休薬、減量または中止が必要となる場合もある。

Infusion reaction(輸注関連反応):BESPONSA投与群でinfusion reactionが発現した。コルチコステロイド、解熱剤および抗ヒスタミン剤の前投与を行うこと。本剤投与中および投与終了後少なくとも1時間はinfusion reactionが発現する可能性があるため、注意深く観察すること。Infusion reactionが発現した場合は点滴投与を中断し、適切な処置を行うこと。重症または生命を脅かすInfusion reactionが発現した場合は、BESPONSAの投与を中止すること。

QT間隔延長:QT間隔の延長が発現した。QTc延長の既往歴またはその傾向がある患者やQT間隔を延長することが知られている薬剤の投与を受けている患者、および電解質障害を有する患者にBESPONSAを投与する場合は慎重に投与すること。投与開始前、およびQTc間隔を延長することが知られている薬剤の使用開始後には心電図および電解質検査を実施し、臨床的に必要な場合は治療中も定期的に観察を実施すること。

胚・胎児毒性および授乳期の母親:BESPONSAは 胚・胎児に悪影響を及ぼす可能性がある。生殖能力を有する患者には、BESPONSAによる治療期間中および最終投与から最低5~8カ月間は有効な避妊法を用いるよう指示すること。授乳期の母親に対しては、BESPONSAによる治療期間中および最終投与から2カ月間は授乳を行わないよう指示すること。

副作用:BESPONSAで最も多く(20%以上)認められた副作用は、血小板減少症、好中球減少症、感染症、貧血、白血球減少症、疲労、出血、発熱、悪心、頭痛、発熱性好中球減少症、トランスアミナーゼ増加、腹痛、γグルタミルトランスフェラーゼ増加、高ビリルビン血症であった。
最も多く(2%以上)認められた重篤な有害事象は、感染症、発熱性好中球減少症、出血、腹痛、発熱、VOD、疲労であった。

米国の添付文書全文はこちら
https://www.accessdata.fda.gov/drugsatfda_docs/label/2017/761040s000lbl.pdf

参考資料

【急性リンパ性白血病について】

急性リンパ性白血病(ALL)は、悪性度の高い白血病で、成人患者さんの予後は不良です2。現在の標準治療は強力かつ長期的な化学療法です3。2017年には、米国において5,970例がALLと診断されると推定されています4。ALLと診断される10人に約4人は成人です4。成人患者さんのおよそ80%~90%は初回治療中に完全寛解となりますが、残り(約10%~20%)の患者さんは難治性、つまり治療に対して無反応となると予想されます3。さらに、寛解を達成した患者さんの約半数で再発が予想されます3。再発後の生存期間の中央値は4.5カ月から6カ月です5

【BESPONSA®(一般名:イノツズマブ オゾガマイシン)について】

BESPONSAは抗体薬物複合体(ADC)で、ほぼすべてのB細胞性ALLのがん細胞に発現する細胞表面抗原であるCD22を標的とするモノクローナル抗体(mAb)および細胞傷害性化合物で構成されています6。BESPONSAがB細胞性悪性腫瘍のCD22抗原と結合すると、細胞内に取り込まれ、細胞障害性を有するカリケアマイシンが放出されて細胞を破壊します7。BESPONSAは1時間かけて静脈内投与します。適切な患者さんには外来で投与することができます。
BESPONSA は、ファイザー社とセルテック社(現UCB社)が協力して生み出したものです。この合意の下、ファイザー社は、本剤の商品化、製造および臨床開発活動のすべてを単独で担っています。ファイザー社はまた、SFJファーマシューティカルズ・グループと協力してBESPONSAの登録プログラム(INO-VATE ALL)に取り組んでいます。

<出典>
  1. 1 BESPONSA (inotuzumab ozogamicin) Prescribing Information. New York. NY: Pfizer Inc: 2017.
  2. 2 National Cancer Institute: Adult Acute Lymphoblastic Leukemia Treatment (PDQ®) – General Information About Adult Acute Lymphoblastic Leukemia (ALL). Available at: https://www.cancer.gov/types/leukemia/hp/adult-all-treatment-pdq#section....Accessed March 23, 2017.
  3. 3 American Cancer Society: Typical treatment of acute lymphocytic leukemia. Available at: https://www.cancer.org/cancer/acute-lymphocytic-leukemia/treating/typica.... Accessed March 21, 2017.
  4. 4 American Cancer Society: What are the key statistics about acute lymphocytic leukemia? Available at: http://www.cancer.org/cancer/leukemia-acutelymphocyticallinadults/detail.... Accessed March 21, 2017.
  5. 5 National Comprehensive Cancer Network. NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines®): Acute Lymphoblastic Leukemia. Version 2.2016. National Comprehensive Cancer Network; 2016. http://www.nccn.org/professionals/physician_gls/pdf/all.pdf. Accessed April 26, 2017.
  6. 6 Leonard J et al. Epratuzumab, a Humanized Anti-CD22 Antibody, in Aggressive Non-Hodgkin’s Lymphoma: a Phase I/II Clinical Trial Results. Clinical Cancer Research. 2004; 10: 5327-5334.
  7. 7 DiJoseph JF. Antitumor Efficacy of a Combination of CMC-544 (Inotuzumab Ozogamicin), a CD22-Targeted Cytotoxic Immunoconjugate of Calicheamicin, and Rituximab against Non-Hodgkin’s B-Cell Lymphoma. Clin Cancer Res. 2006; 12: 242-250.

ファイザーオンコロジーについて

ファイザーオンコロジーは、がんとともに生きる患者さんに意義のある影響をもたらす革新的な治療薬を追求しています。オンコロジー領域におけるリーダーとして、画期的かつアクセス可能な治療薬を迅速にお届けし、がん患者さんの生活に変革をもたらすべく取り組んでいます。業界屈指の、生物学的製剤、低分子、免疫療法からなる豊富な開発パイプラインを有し、優れた革新的医薬品を探索し、多様ながんに臨床応用することに注力して研究を進めています。オンコロジー領域において重要なことは、医薬品の製造だけでなく、緊密なパートナーシップにより患者さんの生活改善を目指すこと。学会、研究者、共同研究グループ、政府、提携先などと協力しながら、革新的医薬品によるがんの治癒、あるいは、コントロールにまい進していきます。詳しくはwww.pfizer.com をご覧ください。

ファイザーについて:より健康な世界の実現のために

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